バトン。

ZOZOYahoo!からのTOBを受けた。前澤社長も退任となった。Yahoo!傘下に入った原因として、前澤氏が経営に興味がなくなっただとか、株担保での借り入れがコベナンツにヒットしそうだっただとか、いろいろと要因は言われているが、いいタイミングだったのだと思う。


創業者のもとで会社がずっと成長を続けていくのは、言うほどたやすくない。特にいまは速いサイクルでマーケットも変わっていくから、逆説的だが安定した成長を遂げるには常にビジネスを柔軟に変化させていく必要がある。


経営者にもそれぞれタイプがある。ゼロからビジネスを創り出すのが得意な人もいれば、既に100あるものを、500へと伸ばしていくのが上手い人もいる。会社のステージに応じてその引率者が変わっていくことは、今の時代ではごく自然なことだと思う。


これまでよりも気軽に、事業のバトンを引き受けたり、次の人に渡すことができる社会ができはじめているのだと思う。いろんな人のアイデアを注入して、素晴らしく持続的な成長を遂げる会社が増えればよいと思う。