山場。

きのうは仕事上でひとつのターニングポイントとなる日であった。一ヶ月以上も前からどうなるかとやきもきしていたのだ。まだ不透明な部分もあるが、結果としては想定していたなかでもかなり良いシナリオが見えてきた。

ここ数年、大きなディールや交渉の場に臨む前には、よく神頼みをしていた。文字通り、人事を尽くして天命を待つ、のだ。それが今回についてはそこまで手立てすることはなく、自然体で当日を迎えた(とは言っても、前夜はいろんなシナリオを想定し、最悪のケースの時にどうふるまうべきかと論点悩んで眠りが浅かったのだが)。

目の前の事象に向き合っていると、ふっと今まで見えなかったが見えてくることがある。それはまるで神様の啓示のように、前ぶれもなく現れる。それはある精神状態になったときに現れるものなのか、必死で悩み抜いた先に見出すものなのかはわからない。ひとつ分かっているのは、それは強く念じたからたどり着けるものではないということだ。