シニアライフ。

実家で両親の友人知人から届いた年賀状を眺めながら会話をしていると、いろんなシニアライフがあるものだなあと思わされる。ウォーキングにはじまり、ナントカ八十八ヶ所参り、ツーリングだなんだと。旅行なんてのはありきたりで、移住した人もいるそうな。

世の中には65歳をとうに過ぎても働き続ける(働き続けねばならない)人もいるわけで、そのようなシニアライフを送ることができるということ自体、世代のなかでも恵まれているのだろう。そして、僕らの世代になると同じような悠々自適生活を送ることができる人は間違いなく減るのだと思われる。

思い思いのシニアライフを送る人たちの姿を想像すると、いろんな僥倖に恵まれた世代なのだな、と思ってしまう。もちろん現役世代の時には今よりももっと遮二無二に働いたのだろうが、リタイアしてから自分の好きなことに専念できる、というのはやはり幸せなことだ。

僕らの世代はそのようなことが叶わないのであらば、せめて現役世代のうちからより好きなことに、より自由に働き、生きる時間を過ごしたいものだと思う。