ロードサイド。

久しぶりに複数のドン・キホーテのショップに出入りしてみた。店によって売っているものが全然違っていることにはじめて気づいた。ある店では品ぞろえを訪日観光客向けにシフトさせているし、別の店では生鮮食品も売っている。同じ業態でも、立地によって大きく売るものを変えているのだ。

一方で、CCCの動きも面白い。蔦屋書店や蔦屋家電などの新業態出店が増えているなかで、もとからあったTSUTAYAなどは急速に閉店が進んでいる。グループとしての方向転換は明らかなのであろう。

そういった動きを見るに、この時代でここまでドラスティックに方針転換していないチェーンストアは、今後やっていけるのだろうか、という気にもなる。衣料品などはまだ需要の波が安定しているだろうが、雑貨や書籍、それに類する嗜好的なものを売っている業態は、本来であればもっと手を打っていかなければ、ジリ貧になっていくはずだ。もう少しすれば、その優勝劣敗もはっきりしてくるのだろう。

そうなれば、地方のロードサイドの風景も、今までとは変わってくるように思う。