不動産も株式も高値圏で、ビジネスの世界でも買うものがない、と言われることが多い。投資で食っていく会社にとってはなかなか我慢の時が続いている。
クラッシュによる下げがいつくるのかはわからないが、ひとつポイントを挙げるならば、これからの社会のキーポイントは「人」になるのだろう。人、なんてなんだか当たり前だけれども、これまでとも比べものにならないくらいに、人的資源は大切になっていく。いくらAIが進化しようが、である。
噂に聞く限りでは、既にいくつかの小組織では、人不足でオペレーションがままならなくなりつつある。また、大手を中心に中途の人材を吸い上げる動きはますます強まっている。以前の時代の感覚で人を使っている組織からは、いとも簡単に人は離れていき、抜けた穴を埋めるのは難しくなっている。
シビアなようだけれども、オペレーションがままならなくなり窮地に陥った組織が持っているアセット(目に見えないモノを含めて)こそが、これから投げ売りされていくのだと思う。安く拾って大切に育てれば、大きく成長してくれるアセットが転がりだすのに注目している。