スキマ。

temuという中華系のECサイトの広告がよく流れてくる。クリックしたことはないが、不思議なものをかなり安い価格で売っているようだ。広告の雰囲気からして、日系とは全く雰囲気が違うことはよくわかる。なんというか、日本進出したてのIKEAというか、フライングタイガーというか、よくわからないけどなんだかついつい買ってしまう雑貨と同じ感じがする。

 

temuという会社の全貌も明らかになっていないのだけど、個人輸入の仕組みといい、従業員の確保の方法といい、法的なギリギリのラインを攻めたり、脱法的な解決策を求むるなど、中華系の会社経営の変化球ぶりにはいつもうならされる。そこまでしなければ生き残っていけない、猛烈なグロースができないということに、わが国とは違うかの国の競争の熾烈さを感じる。

 

この会社が大きなムーブメントを起こして、GAFAに近い存在になりえるのか、それとも時代の徒花として散っていくのか。後者の可能性が高そうではあるものの、それでも成功の可能性に賭けて立ち上げるチャレンジ精神には拍手を送りたい。