波瀾万丈。

まだ、某メジャーリーガーの今後について語るのは時期尚早だと知りつつも、やはり言及したくなる。ひとつだけ言いたいのは、人生誰しも、予期せぬことに直面するということだ。なぜ自分がこんな目に遭わねばならないのか、神は我を見放したのか、そんな局面に出くわさずに人生を終えられるならば幸せなことである。一方で、理不尽なアクシデントや裏切りにあって、人間誰も信じられなくなる、それもまた人生のひとつの味わいとも言える。

 

どんなに苦しくても、心を整えて淡々と自分のやるべきことをやる。苦しいからこそ身体を動かし続ける。そうやって心を紛らわせたり、途方もない道のりをまたひとつひとつと積み上げていく。それこそが人間にできる素晴らしいことである。

 

心のよりどころが失われてしまったとしても、また別の柱を見つける、もしくは自分の心のなかに揺るぎないものを築く。いつだって自分は裸一貫からの出発なんだ、どこからでもやり直せるんだ、と心に決めて歩き続ける。どうか、めげずにがんばってほしい。