淡々と、ひとつずつ進めてゆく。最後まで丁寧に。浮つくことのないように。最後のひとときをゆっくりと進められるのは、なにはともあれそれなりにこの場所でもしっかりと務めを果たすことのできた証左だと思うし、誇っていいことだと思う。
おりしも世間はオミクロン変異株で大変である。よく今日も社会がまわっているなと思う。必死の思いで社会をまわしている人に感謝しなければならないし、感謝の心を忘れてしまうと足もとを掬われるのだと思う。
なんだかんだあったとしても、結局最後に残るのは感謝の心だ。憎しみや悔しさが全くないかといえばそれは嘘になるが、それも含めて人生の肥やしになるのだろうし、後悔しているなどということもない。
人生、どんなことが起ころうとも、それはその人に与えられた試練であり、それは言い換えれば果実でもある。全ては自分自身の成長のために必要なことだったのだと受け止めて、前を向いて歩いていきたい。
丁寧に、最後まで自分らしくやり抜いて、笑顔で幕を引きたい。いつも自分はそうやってきたんだ。自分のスタイルを曲げる必要なんてない。