自分がまいた種ではあるのだが、広げてしまった風呂敷でピンチに、でもそれを、ぐるっと180度回転し、ウルトラCのような妙手を生み出して、あさっての方向に結論を持っていった。
誇れるものでもなんでもなく、苦しまぎれにどうしようかと考えるなかで、ふっと降りてきたアイディアである。おざなりな考え方でもなく、最後の最後までなんとかならないかと足掻いたからこそでてきた結論である。この、最後まであがく、ということをきっちりとやらないとなあ、ということを再認識する。
テストでも同じである。ひと通り解き終わったからぶらぶらとしているのではなく、最後の1秒まで、見直しをする、ケアレスミスがないか確認をする。そうやって出し切ったからこそ掴める結果がある。たいていのことは、楽勝で解決できることでもなく、粘りで明暗が分かれるようなものである。
人間いつまでも、どこかでギリギリのところに身を置いておかねばならぬ。