小学校。

近年よく息子の通う小学校に出入りしたり、近隣の小学校に赴くことも多いのだけど、小学校というのはどこもボロいものである。たまたま、40-50年前に開校した小学校が多い、またその頃がベビーブームだった、ということもあるのだろうが、そこから建て直しもほとんどされていないし、これからもおそらくされることはないのだろう。これが都内となるとまたそうでもないのかもしれないが、現状は大きく変わることはないだろう。

 

一方で、介護施設などを見ると、新築に近いものが多い。これはまさに人口動態から需要が増えているということもあるのだろうが、いかに子どもではなく高齢者に予算が使われているか、ということがよくわかる。

 

まあ、これまた数十年ほどすれば、今度は高齢者にも予算が使われないようになり、老朽化した施設で、ほぼ適切なケアをする人員も配置されず、ということが常態化するのであろう。別にそれで諦念を抱くわけでもなく、一般的に貧乏くじ世代などは存在しないとわたしは思ってはいるが、まあ現実は現実として横たわっているわけである。