休日の夜。

休日の夜、マクドナルド。子どもと淡々と夕食を摂っている。日が傾いてくると、来店する人の顔ぶれはバラエティーに富んだものとなる。制服姿の女子高生、部活帰りと思われる大学生、買い物袋を両脇に抱えて疲れた感じの親子連れ、勉強をしにきた若者、ちょっとよくわからない雰囲気の高齢者、、


自分たちもまた風景の一部になっているのだろう。息子はハッピーセットのおもちゃに喜んで、ポテトを頬張りながらずっと遊んでいる。僕はというと、胃にもたれるなあ、、と思いながらゆっくりとナゲットを口に運ぶ。加えて、人生、こんなもんなのかなあ、、と諦念に似た思いを脳内に浮かべる。


マスクを着けていると案外年齢を推し量るのが難しい。かくいう自分も、この1年半でけっこう歳をとってしまったように思える。せめて心だけは、若いままでいられるだろうか。みずみずしさを忘れずににいられるだろうか。


逆説的かもしれないが、この1年半くらいで当たり前のことやなんでもないことに感謝ができるようになったと思う。そう思うと、悪いことばかりでもなかったのかもしれない。