神に愛される。

なにがあっても淡々と。

 

とある人の姿を見て、ああこの人は神に愛されているな、と感じる。本人は意識はしていないし、言動に信じられる部分はあまりないのだけど、無意識のうちに正解にたどり着く、もしくは落とし穴を避けるような行動を取っている。それを人によってはツキと呼ぶのだろう。

 

自分もそうありたいものだが、なかなか真似できるものではないし、相応に経験や、瀬戸際での判断を積み重ねてきたからこそ得られるものなのだろう。そして、人生複式簿記と呼ぶように、良いこともあれば、辛いこともあったのは間違いない。

 

どれだけ経済的に成功したとしても満たされないものもあると思う。追い詰められて絶望の淵に立ったとしても味わえる幸せもあると思う。全ては終わってしまえばご破算になるものだ。

 

人生は神さまからの借りものだ。自分がどれだけのものを得られたか、よりも自分がどれだけのものを与えられたか、ということのほうが価値があるものだ。でも与えられるようにはまずは強くあらなければならない。