マクロ。

陸中国は本当に景気が悪いみたいだ。嘘かまことか、公的サービスの従業者への賃金の支払いも止まりはじめていると聞く。東京都内のマンション価格もついに頭打ちの様相を見せている。少しずつ、マネーがあふれていた時代から、引き締めがはじまっていることを感じる。

 

ただ、日本はデカップリングも進み、まともに不況入りすることもないようにも思う。台湾からの半導体産業を皮切りに、製造業拠点の国内回帰は止まらない。それに伴って関連産業も元気である。人手不足は相変わらず深刻だが、これを受けていよいよ賃金上昇も始まらんとしている。どちらかというとこれまでワリを食い続けてきた労働者が報われるようになり、一方でますます中小を中心とした経営者にとっては厳しい経営環境が続くだろう。

 

なあなあで続いてきたことにはノーを。やれることにフォーカスをして、やれそうもないことには無駄にリソースを注がない。急降下はなさそうだけれども、ちょっとずつ、シートベルトを絞めなければならない時期は近づいてきていると思う。