流れ。

「保育園落ちた日本死ね」というブログのおかげと言うべきか、待機児童問題が国会でも賑わっている。ある種のキャズムを超えた感すらある。前々から問題は問題として存在していたはずなのに、このタイミングでこれほどまでに議論を巻き起こしている理由はなんだろうか。少子高齢化に対する危機感が日本中にあまねく浸透してきたということだろうか。良いか悪いかはともかくとしても、この勢いはもう止まらないのだと思う。

高齢者向けに偏りがちだった政府の予算配分が、少しずつとはいえ変わろうとしている。人口構成の変化から、いつかは高齢者偏重の政策は変わるとは思っていたけれど、僕自身が想像していたよりも早く、流れは変わりそうだ。5年くらい経ってみれば、驚くほどいろんな状況は変わっているのかもしれない。

なにもかもが一概に良いこととは言えないし、政策が変わればワリを食う人も出てくるのだろうけど、悲観的な状況も、割とあっさりと覆すことができるのかもしれない、とここ数ヶ月の世の中の動きを見て思う。