ちょっとしたメンターとでも言うべき人と話をしていて、今後のことについてどうしようか悩んでいる、なんて愚痴をこぼしたら、「でも、それが君がやりたかったことだったんじゃないの？それを手放しでなにをしたら満足できるの？」という至極真っ当なコメントを返されるに至った。ぐうの音もでないのである。
やっぱり自分は何歳になっても思い悩む性質であり、いつまでたっても腹をくくっていろんなものを背負ってやりきる、という覚悟のない人間である。もちろん、人によって性格はさまざまでどんなに特定のスキルを持っている人であっても、周りの人とうまくコミュニケーションを取ったりすることが不得手で、一匹狼で過ごし続ける人もいる。そういった人と比べれば自分はそれなりにコミュニケーション能力もあるという自負はあるのだが、とはいえ兄貴分のようにふるまって面倒見の良いタイプでもないのである。
自由にふるまえるような仕事をしたいのは確かではあるが、それに伴う責任（結果責任というよりは巻き込んだ人に対する責任）は取りたくない、というのはわがままであるということは分かりきっている。まだまだ未熟であるがゆえに日々悶々としながらも、少しずつ腹が据わってくるのだろう。まぁ、やるしかない。
