5-10年ほど前に懇意にしていた人とお食事。ちょくちょく会ってはいたが、食事をするのは4年ぶりくらいか。スキマの空いた時間を埋めるようにいろいろと話ができたのはよかった。
5年ほど前は大井町駅前のデニーズで、よく朝の6時すぎから会っていたものだ。あの頃はなんともいえない気分の重さを抱えて、こそこそとその人と会っていた。いまはそんな必要もない。好きな人と好きなように話ができる、それはまぎれもなく自分が勝ち取ったポジションである。
ややもすると、いろんなことが効率化の波に呑み込まれて、あえて泥沼に手を突っ込むような人はいなくなってしまった。手っ取り早く稼げることがあれば、それに飛びつくのが賢いような風潮になってしまった。それでも、周りからみればおかしな言動とわかっていながらも、井戸を掘り続けられる人のことを自分は尊敬したいし、人をまとめてなにかを成し遂げるというのはそういうことなのだと思う。
出会って11年、年齢は11歳差。彼がたどってきた11年をまた自分がたどり直して、どこまで行けるだろうか。どんな時も楽しんでやる。
