澱み。

最近伸びている業界、具体的に名前は挙げないけれども、おおよそグレーな線というか、法の抜け穴をうまく利用して稼いでいるという感が否めない。もちろん、そのくらいしたたかにやっていくべきだという考え方もあるし、綺麗ごとだけでは世の中乗り切れないことは確かなのである。

別にどんな事業を展開しようが、ニーズがあるところにビジネスは生まれるわけであるし、法に触れなければなにをしてもよい、というのも事実である。しかしながら、会社にはビジョンがあるわけで、そのビジョンと実際にやっていることがズレていなければ、そこに集まってくる人材も確かなものであるし、事業としても成功していくのだろう。逆にそれがあやふやなままであれば、不祥事が発生したり、メンバーの仕事ぶりのレベルが上がっていかないのである。

もちろん多くの若者は昔と比べてもまっとうに働いているし、闇バイトや詐欺に手を出す人間が顕著に増えているわけでもない。世の中は確実に浄化されていることも確かなのだけれども、いつの時代も社会も澱みのような場所は存在している。そして世界は加速度的に進化しており、自分ひとりだけでは泳いでいけないくらいの難易度になっていることも確かである。

良き仲間を得て、胸を張って歩いていこう。