ふと眠れない夜が久しぶりにやってきた。別に17時以降にコーヒーを摂取したわけでもないし、なにか心をざわざわさせる決定的なことが起こったわけでもないのだけれども、なぜか交感神経が昂っている。最近は疲れが溜まっている日も多いので、すっと眠ってしまう日ばかりなのだが、その日ばかりは疲れているにもかかわらず脳が眠ることを拒否している。こういう日はもう無理に眠ろうとしないのがよい。iPhoneを取り出して、普段は巡回しないようなサイトも覗いてみる。どうしても「やらなければならない」ことに追われがちな日々なので、たまには自分の興味の赴くままに、時間や優先度など気にせず知見を深めるのは心の洗濯になる。
空が白んでくるころ、どうにも眠くなってくる。睡眠時間は短いのだが、この眠くて仕方なくて、すぐに眠りに堕ちてしまう感覚は嫌いではない。朝が来てもすぐには起きられずごろごろしている。
次の日はいささかしんどくはあるのだけれども、たまにはこういう夜があっても悪くはない。眠ることで再生し、生まれ変わる部分もあれば、眠らないことで塗り替えられる部分もあると思う。
