大地。

野球の話も、しておこう。

マリーンズは春の珍事、とも言うべき快進撃である。ここまで突っ走ることを誰が予想できただろうか。戦力として明確に底上げできたわけではなく、どちらかというと期待していなかったルーキー、そしてスポットの当たっていなかった若手が活躍をした結果での首位である。戦力的には下から数えたほうが早いわけで、そんななかでこの位置にいる、というのは采配が当たっているということだろう。

 

マリーンズも喜ばしいのだが、イーグルスでも鈴木大地が好調を維持している。不思議なほどに監督の石井一久から冷遇されており、まだ65打数ほどしか立っていないのだが、打率は貧打にあえぐチームの中でトップに立っている。普通に考えればクリーンアップなどで使うべき数字を残している。

まだまだやってほしいという思いはあるが、今夏で34歳。2000本安打には黄信号が灯ってきた。それでも、元気さを維持してやれるところまではやってほしいと思う。今年だって、ここまで外されるような内容ではなかった。勝負の世界は年々厳しくなってきてはいるが、その壁をぶち破るようなプレーを、まだまだ見せてほしい。