それぞれの道。

今年も戦力外通告のシーズンがきた。毎年のことながら、ブログでもこのことには触れずにはいられない。

マリーンズの対象者は10名。あぁ、仕方ないか、と思う人もいれば、まだまだ若いのにここで見切るのかという人も、そして長年の功労者古谷拓哉にも戦力外通告が告げられた。

引退となった井口資仁を含め11名がチームを去り、59名の選手が支配下となる。おそらくは今季限りとなる助っ人もいるだろう。ここからどれだけ補強されるのか、球団の本気度が問われている。

振り返って戦力外通告を受けた選手たちのことに思いをはせる。古谷以外の9選手は、プロの世界では正直なところ結果を残せなかった人ばかりだ。納得してプロの世界を去る者もいれば、舞台を変えてもうひと踏ん張りを目指す者もいるだろう。

いくつかの球団のイースタン、ウエスタンの最終ゲームのラインナップを見ると、軒並み戦力外通告を受けた選手の名前で埋まっていた。これが彼らの卒業式(あえて、引退試合とは言わない)だったのだろう。みなのこれからに幸多からんことを祈る。