学ぶ。

朝方は肌寒さもあったが、昼からは雨もあがり、夕方には日も差してきた。西日の強いなか横浜市で子どもの野球の試合。

実力差のあるチームだったが、前半は善戦した。学年も上で強いチームを相手によくやっているなと思いながら撮影をしていた。自分よりも強い相手に立ち向かわなければ上達はない。そういう意味では壁にぶち当たるのもいい経験である。お遊びではなくて野球をしているのだ。

しかしながら最後に崩れてしまい大量失点。ここまでに見たことのないような大敗を喫してしまった。いつ終わるとも果てないゲームを見届け続けるのは辛いものがある。当の子どもたちにとっても試練であったことだろう。いつしか日は地平線に近づき、すわ日没サスペンデッドか、というところまで時計の針が進みながら、なんとか試合終了を迎えた。

緊張感を持って、真剣に最後まで取り組めたか、本当に悔しいという気持ちを持てたか、負けて学ぶことは勝って学ぶこと以上にたくさんある。そして強いチームは、たとえ勝ちゲームであろうと、負けゲームであるかのようにたくさんのことを学んでまた強くなる。