野球の真理。

プロ野球交流戦に入った。大型連敗したタイガースとファイターズもそれなりに息を吹き返してきている。気候も夏に近づき、投高打低も解消されて面白い試合が増えてきたように感じる。


一方で、開幕からなかなか波に乗れないマリーンズ。佐々木朗希だけが気を吐いているという感じだ。投手陣はさておき、とにかく打てていない。そもそもヒットが出ていないというのもあるが、一点をなんとかして取る、という例年の野球ができていないように見える。


野球は相手よりも一点でも多く取ることが求められるゲームだ。そこにはフィギュアスケートや体操のような綺麗さや技術は必須のものではない。極端に言えば、ヒットやホームランはなくとも点は取れるのである。四死球やエラーを絡めて取った一点と、ホームランで取った一点には差はない。


もともと打てるチームではないので、泥臭く一点を取る野球をしなければ勝てない。今年はそれができておらず、漫然とただ打って、走っているように見える。そういう野球は見ていてもあまり面白くないし、監督コーチの仕事としては物足りないなあと思う。