目線。

GWは久しぶりに家族で旅行に出かけたが、最近オープンした施設は相応に入場料が高くなっているなと感じた。これはむしろ今までが安すぎた、というのが正しいのかもしれない。年齢別にダイナミックプライシングに近いような設定にも取れる。ゲームなどのアクティビティも高くなっている。まぁでもせっかくここまで来たからしょうがない、財布のひもを緩めるか、と思わせるような設定になっている。

海外旅行もいわずもがなで高嶺の花になっており、SNSなどには頻繁に海外での食事の高さ、などが流れてくる。逆に考えれば日本は諸外国からはかなり安く見えてしまうのだろう。街中にはわんさかとインバウンドの波が押し寄せているが、海外からの渡航客を見越した飲食店、特に露店などは強気の価格設定をしている。日本の食べものはB級グルメから果物までなんでもかんでも美味しいので、そういった価格で売っていくことはなんら問題ないと思う。この国も消費者目線でなく、生産者もしくは販売者の目線でプライシングはどんどんなされていくべきなのだ。

これからもっといろんな荒波が社会を襲うことになるだろう。混乱も起こるだろうけれども、今まで蓄積された歪み(特に補助金などの公金が入ることによる歪み)が解消されていくのなら、それにも意味があるのだと思う。