スローモーションのなかで。
週末は統一地方選である。この2週間くらいは自宅の周りでは本当によく選挙カーを見かけた。時代が変わっても、選挙のあり方は全然変わらないと感じるし、このやり方自体が日本独特のものだなとはつくづく思う。
地方政治も、どう見ても行き詰まっているのだけど、なぜか崩壊せずに続いているものの最たるものだな、と思う。果たして、どこでご破算になって、ガラガラポンが起こるのだろうか。そうなった時に呆然としたり嘆く人もいれば、ここぞとばかりに水を得た魚のように動き回る人もいるだろう。
どこかのタイミングで崩壊は起こるのだけど、それはスローモーションでやってくるはずだ。それでも、衝撃は大きいし、もしかすると、茹でガエルのように気づいたらもう抜け出すことはできなくて、耐えることしか選択肢が残っていない状態なのかもしれない。それでも、楽しいことを見つけて、心ある人と手を取り合って進んでいきたいし、そういう人が少しでも多く政治の世界に進んでくれればよいなと思う。