季節。

3月も下旬に入り、いよいよ年度末、という雰囲気である。仕事柄10数年この時期はいろいろと立て込む。花粉症で身体をボロボロにしながら、31日まで遺漏なく走り切るのがひとまずの目標であった時期が確かにあった。その後多少閑職になったりで余裕のある年度末を過ごした時期もあったが、今年は久しぶりに年度末進行、といった感じの立て込みようである。しかしながら実際に手を動かすことは人に任せられる立場になってきたので、夜なべをしてExcelと向き合うようなことからはありがたいことに解放された。

毎年この時期になると、えもいわれぬ感情が湧き上がってくる。それは、入学、入社といった節目の時期にあたることもそうだし、これまで取り組んできた数々の案件の分岐点になった時期でもあったからだろう。普段は意識的に目を背けてきた自分の来し方や、あったかもしれない分岐点のむこうの未来、または自分の選択してきたことへの後悔の念も織り交ざって胸がいっぱいになる。

もうオッサンなのだから、そういう感情を発露してしまうのはらしくない、恥ずかしいことだと認識していても、止められないモノもある。そんな感情を流し込むのは酒なのか、乳酸菌飲料なのか。