位置取り。

だんだんと年末が近づいてきている。この12月後半はよくいろんな人と会った。数年ぶりに胸襟を開いて話をできた人もいたし、新しい出会いもあったし、今年お世話になった人にもれなく御礼のあいさつをすることもできた。これだけ心置きなく人と会ったのは3年ぶりのことだ。

年月が経って、変わる部分もあれば変わらない部分もある。人それぞれに見えない部分でもがいていることもある。はた目からみれば順風満帆に見える人であっても必ずひとつやふたつ辛いことを抱えていたりもして、それを隠して生きていたり、時にはその苦しさが言動に漏れ出てくることもある。

オンラインでやりとりするほうが楽だと思ったこともあるし、週に1-2日は家にいたほうが体力的にも楽ではあるけれども、やはり人間であるからして、面と向かって言葉を交わし、非言語的なコミュニケーションを交錯させることに、人生の喜びがある。

自分の現在地を確認して、違った方向に進んでいないかを注視して、また来年に向けて歩き出す。