息継ぎ。

ずっと長いトンネルのなかを走っている気分で、いつになれば出口になるのだろう、潜っていた水中から浮き上がって顔を出せるのだろう、と思いながら進んでいたが、そろそろ光が見えてきたような気がする。もちろんまだスタートラインに立ったばかりで、これからが最もしんどいところなのだとは思うが、それでもひとつの足跡を残せそうだというところに到達して、ひと息はつけそうだ。

あえて自分に一皮むける環境に身を置かせて、後先を考えずに走り出して、時にはアップアップになりながらも自分をコントロールしながらなんとか生き抜いてきた。

来年どうなるかなんて全然想像もつかないけれども、毎日歩みを止めなかった先にしか未来はないし、どこまでも進み続けるしかないのだと思う。

ゆっくりしたいな、だとか、そろそろ楽させてもらいたいな、とか思うこともあるけれども、少し時間ができて暇になってしまうとそれはそれですぐに世界から取り残された気分になり、不安になってしまうので、性として動き続けているのだと思う。やれる限りは、やる。