子ども時代。

なんだか辛いな、と思ったときにいつも思い出すのは、自分自身の幸せだった子ども時代のことだ(誤解なきように付言しておくけど今も幸せであることは間違いない)。


当たり前だけどほかの家庭に育ったことがないので相対的な比較はできないのだが、絶対的にみても両親の愛情をちゃんと受けて育つことができたんだな、とつとに思う。そして、幸せな子ども時代を送れたことは、親離れしてからのその後の人生を生き抜いていくうえで確かな支えになることを何度も痛感している。たぶんこのままいくと自分が死ぬまで支えてもらうことになるのだろう。それをマザコンだとかなんだとか呼ぶのであれば仕方ない、そうなんだと思う。


今でも、幸せな子ども時代の1ページ、ふとしたなんでもない場面も印象的なエピソードも含めていくつかを思い出す。そしてこれをちゃんと今隣にいる息子にもバトンタッチしようと固く思う。親が子のためにできることで1番大切なことはなにか、ともう一度考える。


そして両親にも、どこかでちゃんと感謝の意を口に出して伝えなければならない、と思う。37歳のおじさんにもなってこんなことを書いているのはなんだかおかしいけど、でも正直な気持ちだ。