無意識の調整。

昔の同僚と立て続けに会う。こういう機会があると、直近に至るまで数年の自分の道のりを俯瞰するいい機会になるし、ややもすると自分ひとりでは道を外しそうになるところを踏みとどまったりすることができる。ありがたい機会だと思う。


孤独であることは危険なことだと思う。もちろん、人生のなかでもう為すべきことは為してしまった人だとか、不特定多数の人と接することにストレスを感じてしまう人であればすすんでそのような環境に身を置くことも否定はしないが、まだまだこれから自分の身を立てていかねばならない立場の人間が、孤独な環境(これは、物理的に孤独というよりも、周りに自分の身の処し方を相談できる人がいないような場合、もしくは孤独でなくとも同質性の高い集団のなかだけで過ごしている場合も含まれると思う)にいる限りにおいては、誤った方向に進んでしまう可能性が高いと考えられる。


ごくまれに才覚を有する人を除けば、人は異質な価値観と触れ合うことで、自分の進んでいる道が正しいかどうかを無意識に調整をかけていくことになる。さすれば、Covid-19で、ダークサイドに堕ちてしまった人が増えたことにも合点がいく。かくいう自分もヤバかったな、と思うし、まだまだ問題のある部分もたくさんあるのだろう。晒されなければ、カイゼンしないのだ。