流浪の人。

先週もあっちに行ったりこっちに行ったりの日々であった。ゴールデンウィーク明けの1週間こそ都内近辺をぐるぐる回るだけで終わっていたが、先々週と先週は移動距離が激しいことになっている。昔と比べれば徐々に堪える部分も増えてきている。労多くして得るものなしでも困るので、そろそろ刈り取りを意識しなければならない。


しかしながら、体力的には疲れるものの、移動の多い日々は元来嫌いではない。むしろけっこう楽しめてしまう自分がいる。その土地土地でずっと暮らしてきた人と話すことは好きだし、半分仕事で半分遊びのような気分で移動は満喫している。最近は移動中もPCに没頭して、気づけば目的地、という場面も増えてしまってはいるが、それでも知らない土地、久しぶりの土地で刺激を受けている。


結局60歳を過ぎてもこんな生活を続けている自分がいるような気がしている。父親も定年退職後は趣味に走り、全国あちこちを電車で移動しているので、血は争えない部分があるのだろう。ライフスタイルから逆算して仕事を選んでいる、とも言える。