準備が半分。

先週と今週はほとんど出張であった。生来出張は好きなのだが、これだけ続くと、しばらくは東京で過ごさせてくれ、という気持ちになる。それでも2週間くらいするとまた、どこかに行きたくなってソワソワしてしまうのだけど。

出張の成否は行く前に半分は見えていると言って過言ではない。どこに行って、どんな話をして、どこまで進めることをゴールにしておくか。その見立てはスケジュールを組み、アポイントを入れた時点でほぼ決まっている。

それでも出張に行くのは、残りの半分に予期もせぬ展開が隠れているからである。それは、現場に行って顔を合わせなければ掴めない感覚であり、突拍子もなく飛び出す新しい話であり、出先での偶然の出会い、再会である。そのようなセレンディピティを意図して作り出すために、人は時間と労力をかけて移動するのだろう。

さて、そういう観点からはどんな成果が得られたか?ここではコメントはできない。がっくりときたこともあったし、いい果実が得られたとニンマリした部分もあった。それでも、積み重ねていかなければ、前進はないし、偶然もない。