自分自身、二面性があると思う。情に厚く感情を揺さぶられやすい部分、逆に驚くほど冷酷な部分、それぞれが分人として併存している。基本的には前者の人格を出していることが多いのだが、ことなにかの価値判断をすることとなると、後者の人格が顔を出してくることも多い。
新しい仕事に従事して2か月、後者の人格が出てくることが増えた。そしてこれによって、精神状態が改善したような気もする。
去年あたりは、前者の自分を前面に押し出さざるを得ないことが多くて、いまから振り返ってみればそれに辟易としていた部分もあったのだ、といまになって気づく。「いい人」として振る舞い続けることに疲れてしまうのだ。自分のなかで、いい人ではない、ドライな部分も必ずあって、そういう一面を発揮することで精神のバランスを保っていることがあるということだ。
もちろんいまの仕事にも大変なこと、やってられないこともあるのだが、トータルでみれば、自分の本性には合っている部分が多いのだろう。粘り強く、いまの仕事と向き合っていきたいと思う。
