フライング。

子どもの野球の練習の手伝いをしていたら、メガネが吹っ飛んだのである。それも、イレギュラーバウンドでもなんでもない送球が、ミットをかすめて顔に直撃した。レンズが外れ、フレームがだらりと垂れ下がった。


恥ずかしいことこのうえない。なんというか、小学3年生くらいのときに、なんでもない道端でこけて額から血を流して家に帰ったことがあったが、それと同じくらいマヌケな話である。


仕事用のメガネであったので、休みのあいだ中に修理をしておかねばと思い、すぐにメガネ屋に向かう。幸いなことに軽微な修理で済んだ。なかなか原型をとどめないくらいに破損したのだが、メガネ修復の技術は大したものだ。ある意味ではシンプルな器具なのだろう。ついでに懸案だったレンズ交換もしておいた。眼の検査をすると眼底まわりが痛むので、骨にも少しダメージは残っているのだろう。多少眼の周りが青ずんでいて、これではまるで野比のび太くんのようである。


なんというか、遊びでなくて、もっと真剣に取り組まなければ、という思いも新たにする。