それぞれの。

以前の同僚と最近また会う機会が多い。みんなそれぞれの持ち場で頑張っている。もう30代も半ばを越えてきたわけで、持ち場のことについてぶーぶーと文句を言うような年齢なぞはとっくの昔に過ぎているし、ちゃんと頑張ってきたか、そうでないかは大体答え合わせもついている。一時の運によってキャリアを左右されるようなことはもちろんあるが、長期的にみれば各人の日々の積み重ねの成果とキャリアは収斂してくるものである。


驚くほどのポジションに昇りつめている人もなかにはいるが、嫉妬の気持ちなぞも最近は湧かなくなってきた。然るべきタイミングでリスクを取ってチャレンジして、それをやり抜いたからこそのいまのキャリア、ポジションなのだ。やり抜いたことを純粋に尊敬するし、自分もなにか見習いたいと思うだけだ。とはいえ、自分の能力、現時点で仕事に注げるリソース、仕事以外のこととのバランスもあるので、なにからなにまで無理に見習うものでもない。自分らしさを生かした唯一無二のストーリーを紡ぐだけだ。