大阪のディープなスポットに行く、Covidになってからは初めてである。前と変わらずなんともうらぶれた雰囲気が漂っている。
18歳までを大阪で過ごしたが、このエリアに足を踏み入れたことは数回くらいしかなかったと思う。半グレの人たちがいるのかはわからないが、昼間からただならぬ雰囲気が漂っていて、それは今でもそう変わらない。特に夜は長く滞在したくはないな、と感じる場所である。大阪の夜の街といえば北新地なのだけれども、あちらはホームタウンのような雰囲気が漂っていても、こちらはどこまでいってもアウェイ感がある。一度、女の子のいるお店に連れていかれたことがあるが、昔バンコクでゴーゴーバーに連れていかれた時のような、なにが起こるかわからないスリルがあった。
こういう場所を根城にすると、どんな人生なのだろう、と思いながら街を歩く。さすがにこのCovidのせいで空きテナントも目立つ。推進力を失いつつも、それでもまだ惰性で前に進んでいるような街だ。もう一度、盛り上がることはあるのだろうか。