弱み。

ウクライナ戦線は膠着状態に近づいている。陸上戦は兵士の士気も低く、キエフ攻略は困難を極めることになるだろう。となるとどこかのタイミングで空爆に踏み切ることになる。


プーチンの精神状態が正常ではないのではないだろうか、という声が聞かれるようになった。誇大妄想に取り憑かれたうえでの侵攻開始なのかもしれない。中国しかり、一党独裁の体制はここまでよく機能し、民主主義や自由世界に対してややもするとその優位性を際立たせていた。しかしながら、独裁者が迷走をはじめたときには破滅に向かってしまう、ということが今回よく分かった。


中国はロシアほどは独裁体制にはなく、ある程度の牽制が効いている。しかしながら、今回の騒乱を傍目で見ていて、いろいろと参考にはしているだろう。ややもすると、権威主義体制に見直しを入れてくるかもしれない。それほどまでに、今回の騒乱は今後数十年の世界体制に影響を及ぼすできごとになっていると言えよう。


欧州もまた無傷では済まないのは確かだが、ここは犠牲を払ってでも勝たなければならない戦いだ。