腐れ縁。

ここのところ、昔付き合いのあった人と再会する機会が多い。数年が経過して、みなそれぞれではあるが、また縁が巡ってきて一緒に仕事ができるのはありがたいことである。古い人になると、もう15年近くの付き合いになるのだ。


相変わらずにみんな優しい。見かけはおっさんなのだけれども、20代の頃のひよっこのような気分に戻る。いつまで経っても面倒をみてくれる人がいる、というのは幸せなことだ。


そんな人たちに囲まれていると、ああ、どうなってもなんとか生きていけるや、という気分になる。人のつながりこそがセーフティネットで、それがあるからこそ思い切ったチャレンジもできるのだ。これはおカネには換算しがたい価値だと思うし、コツコツやっていかなければ積み重ねられないものだとも思う。


過去にはもちろん仲違いしてしまった人もいるけれども、お互いが鬼籍に入るまでには、ちゃんと仲直りしておきたいな、という思いもある。過去のことを掘り返すのは野暮だといえばそうかもしれない。だとしても、すれ違ったままに永遠に会えなくなってしまうのは寂しいことだと思う。