過剰と過少。

コンプレックスを抱える人の姿をよく見てきた。もちろん自分にもコンプレックスはある。こんなはずじゃなかった、という思いもある。


コンプレックスをこじらせてしまうと、組織のなかでの人間関係や、プライベートの交友もうまくいかなくなるので、ほどほどにしておくべきなのだが、自分で飼い慣らせる程度のコンプレックスは持っておいたほうがいいと思う。コンプレックスすら持てないほど粉々にプライドを打ち砕かれているような人も世の中にはいるのだ。


こてんぱんにやられてしまうと、自分からなにか意見を言おうだとか、創意工夫をしようだとか、そういう気持ちもなくなってしまう。そうなると、人生は人任せ、自分でコントロールすることを放棄してしまう。それは本当に悲しいことだと思うし、プライドを粉々にしてしまうような人間、組織がまだまだこの世界に存在することは、罪つくりなことだと思う。自分のコンプレックスを満たしたいがために、周りの人を攻撃したり、ことさらに貶めようとするようなことも、人間としてやってはいけないことだと思う。もし、そのような攻撃に直面したら、ああこの人は自分のコンプレックスから、こういう行動原理に至るのだな、と慮ってあげることしかできない。