老害。

久々に老害と呼ぶべき困った事案に遭遇する。僕は完全なる当事者ではないのでまだ気が楽だが、真正面から喰らっていればたまったもんじゃないな、という類のものであった。

人それぞれの個人差もあり、逆に歳を重ねるごとに丸くなっていくケースもなくはないのだが、やっぱり人間歳を重ねると頑固になり、自分の考えを曲げることが難しくなり、ものごとを自分の都合のいいように解釈してしまいがちになる。それがその人自身の世界で完結していれば被害もそれほどないのだが、それなりの組織でそれなりの権限を持ってしまうとこれは厄介である。周りの人も従うしかなくなってしまう、もしくは、衝突して互いに遠ざかるのみだ。

こういう厄介な事案はやり過ごすに限る。戦っても意味はないし、自分の貴重な時間と精神力が無駄になるだけだ。そういう意味では、定年延長などというシロモノは、組織によってはかなり厄介な副作用をもたらすのかもしれない。