くぐり抜けて。

923日。今年の秋分点を迎える日である。1年前はいろいろな思いを巡らせていた時期であった。あれからいろんなことがあった。この世にはもういない人もいるだろう。


2020年の1年間は、内面を問い直して深める時間であった。特に去年の夏はよくよく考えた時間であった。そこから転じて今年に入ってからは、いったん心を空っぽにしてとにかく動いてみる、実践してみる、という時間が続いている。そのなかで、未来に繋がる新しい動きも出てきたし、人間関係も少し変わってきた。今年を最後まで完走したときに、どんな景色が見えてくるのだろう。


なんだかんだでオリンピックもパラリンピックもすんなりと終わった。僕としては拍子抜けしている部分もある。なんとなくあく抜けしたというか、古くて滞っていたものが浄化されたような間隔はある。大過なくここまで来られているということはもしかすると、ぎりぎりで日本は生まれ変われたのかもしれない。


また、ひとつのポイントをくぐり抜けて、次のゴールへと加速する、そんな気持ちを携えて、きょうの日を迎える。