KK。

あっという間に金曜。


小室圭さんがNYの街頭を歩く姿が朝のニュースで報じられていた。リポーターが歩きながら質問を浴びせる、おそらくはカメラマンも後ろ向きで歩きながら接写しているのだろう。もうこういうことはやめたらいいのに、と思う。


小室圭さんはなにも語らず、リポーターが眼中に入らないかのように前を向いて歩き続けていた。長く伸ばした髪の毛は後ろでポニーテールのように、いやむしろちょんまげのように結ばれていた。


皇室の方を迎えるのだからもうちょっとマシな恰好をしろよ、だとか態度がなってないぞ、なんて気持ちは毛頭思い浮かばなかった。その姿は髪型もあいまって坂本龍馬のようで、なんとも凛々しいものであった。


むろん、彼がどこまでNYでの生活を成功させるかはわからない。いろいろと批判も浴び続けることになるだろう。そういうものも全て飲み込む覚悟の人間の眼をしていた。


本人たちが納得していれば、これはこれでいいんじゃないだろうか。もはや外野が騒ぐことでもなかろう。それだけ、覚悟した人間の姿は尊いものだと思う。