安堵と。

昨日で仕事納め。いくつか残務を終わらせて午後からは外に出る。この季節の日差しは柔らかい。1年の終わりを感じながらてくてくと歩いて、いくつかのアポイントをこなす。少しずつ、来年につながる種をもらって夕方になる。

すっかり冷え込んだなかをベイエリアへ。今年はささやかながら年末のパーティーがある。今年1年に思いを馳せながら、誰とも待ち合わせずに1人でとぼとぼと会場に向かう。たいていこういう時に僕は1人で行動していることが多い。

パーティーを終わらせて、ある程度歓談もひと段落がついたところで、こっそりと輪を抜けて帰路につく。帰り際も僕は1人で行動することが多い。寒さの増した夜道を淡々と歩く。これで今年の仕事も終わりなんだなあ、と噛みしめる。

なにかを考える気にはなれなくて、ぼうっとしながら帰路の電車に揺られる。今年がどうだったとか、来年はどうだとか、そんなことは吹っ飛んでしまって、ただただ、今年が大過なく終わったことに安堵している。