夢追い人。

つくばの焼き芋屋さんを舞台としたドキュメント番組をみる。やはりというか、留学生や研究者(ポスドク?)の人が登場する。他の地域ではなかなか見ないよなあと思うし、そういう人が暮らしているということがつくばという街をいちばん形づくるものなのだと思う。


海外からわざわざ日本で勉強するという志を携えてきている人、今のご時世では経済的には苦しいことが自明であるにも関わらず、それでも自分の好きな研究に身を捧げる人、そういう人生を歩む人に接することが自分自身に与える影響は少なくないものだと思う。


もっといえば、この世に生を受けた自分がなにを成し遂げたいか、ということが明確な人たちなのだと思う。そういう人と交われば、自ずと自分自身もどう生きるべきかよくよく考えるようになる。そういうことに思索をめぐらず時間が持ちやすい、という意味ではつくばに暮らしたり、少なくとも学生時代を過ごすことは有用なのだと思う。


あれから遠く時間が流れても、時々そのような原点に戻って、思いを巡らす。