恢復。

去年のことを思うと、少しは精神状態が恢復してきたのかもしれない。逆に現在地から見ると、どんな風に去年は毎日を過ごしていたのだろう、と思えてくる。いろんな人の力を借りていたのは間違いない。


喰らったダメージから回復するには、淡々と目の前のことを積み重ねるか、なんとか日々をやり過ごして時間に癒やしてもらうか、しかない。今年に入るとなんだかんだと仕事が回ってきたのが良い作用をもたらしている。春先にかけては具体的な成果を挙げることができたし、春から夏にかけてはこの歳にして自分の幅を広げるチャレンジに取り組み、まだ道半ばではあるものの、昔からの自分のスタイルを生かして少しずつ光が見えてきた、というのが現在地である。がむしゃらに頑張っているときにしか人間は成長しない、というのはその通りで、少し離れたところから俯瞰するがごとく、体温も低めに取り組んでいるときには得るものも少ない。そんなことを久方ぶりに実感している。


体力と精神力、そしてCovidに感染しないか、という不安も抱えたままではあるが、とにかくいまは前に進むだけだ。そして来たるべきときがくれば、そろそろとブレーキをかけて一度立ち止まることになるのだろう。