意識。

昨夜は大事な飲み会。この日のために、なにを話そうかとここ数日悶々と考えていたが、いざ飲み会が始まる段になるとそれらの思いは霧のように消えてしまった。それはすなわち、その思いはわざわざ伝えるほどのものでもない独りよがりなものだったということだ。自分の頭の中で悶々と考えているだけではわからないことが、この世には確かに存在する。

とはいえ、いろいろと言いたいことは言った。言葉に出すことで、意識が自分自身に向かい、自らの来し方を振り返って、もっとちゃんとやるべきだ、と反省するいい機会になる。他人のことをどうこうあげつらうことが馬鹿らしくなる。逆にいえば、こういう機会でもなければ、いつまでたっても他人のことばかりあげつらってしまうのが、僕の残念な精神レベルである。

最近忘れていた。自分がやるべきことに集中して、淡々と努力を積み重ねること。謙虚になること。油断するとすぐに自分に甘くなりがちになってしまう。そしてそれは我が身を滅ぼしかねないことだと思う。