強さ。

オリンピックを見ていると本当に一発勝負という感がある。特に日本は地元開催でアドバンテージもあるはずなのだが、トラックやコートを自分の庭のように扱ってパフォーマンスを出していくのはそれでもなお難しいのだなと思わされる。


タイム勝負の種目ではもちろん速さが求められるわけだが、それ以上に「強さ」も求められるというのはそういう部分なのであろう。雰囲気にのまれることなく、自分のペースにもちこんでパフォーマンスが出せることが必要とされている。


そのとき、「強さ」の源泉となるものはなんだろうか。支えてくれる人の存在、ここまでの人生で得た原体験、弛まぬことなく積み重ねてきたルーティン。


大舞台で、自分のベストを出し切る姿はかっこいい。たとえ結果が伴っても伴っていなくともそれは変わらない。自分もフィールドは違えどもそうありたい。


自分の身体のサイズは変わらなくとも、自分の闘う場所を手中に収めることができるだろうか。勝手知ったる場所のようにふるまうことができるだろうか。意識していきたい。