五輪の十字架①。

金土日とまさに盛夏到来、という天気であった。近場にしか出かけていないが、あっという間に日焼けしてしまった。


さて、オリンピック開幕も間近というところで、また炎上がおこっている。開会式の音楽を務めるミュージシャンの、過去の問題発言が蒸し返されている。25年前の雑誌記事を今さら、と思う向きもあるのかもしれない。ただ、ああいう問題発言をしてしまう根底にあるノリは、もう時代遅れなのである、ということがよくわかる一件であった。


10年くらい前からずっと、いまの45歳くらいをなんとなく境にして、そこから上の世代と下の世代では大きく価値観が違うんだよなあ、ということは感じていた。もちろんこれは人それぞれで一概に線引きできるものではなくて、50歳でもいまの若者と変わらない価値観を持っている人もいれば、35歳にして古めかしい価値観を持っている人もいる。上の世代の価値観が、はっきりともういまの時代とはズレているということがだんだんわかってくる。Covidもインターネットの発展も、それらを後押ししただろう。そしてそのターニングポイントとなるのが東京五輪なのだ。(明日に続く)