先日、13年半ぶりにとある場所に足を踏み入れた。どうということのない場所ではあるのだが、なぜか当時の記憶がいまも鮮明に残っている場所だ。
当日、昔のことを思い返しながらエントランスをくぐる。当時は圧倒的に大きな建造物に思えて、萎縮してしまったのだが、今回はそこまで圧倒される感覚はない。身体が生長したわけでもないので、これは精神的なものであろう。
普通に面談を済ませて、その場をあとにする。特に特別な感慨もないのだが、ぼくの中の第六感がなにかのメッセージを発してくる。もしかするとそれは13年半前から発し続けられてきたものなのかもしれない。時空を超えて、なにかとてつもないご縁のようなものを感じる。
おそらくは、あと何度かぼくはこの場所にくることになるのだろう。そして、ぼくのキャリアのなかでのひとつのターニングポイントになるような案件に巡り合うのかもしれない。いやもしかすると、いま目の前にある案件がそれになるのかもしれない。
ワクワクしながら、でも冷静に、目の前の案件を大事に進めていくつもりだ。