減便。

今になって気づいたのだが、最寄り駅の電車の本数が減っている。おおむね昼間時間帯は2-3割、地味に朝の通勤時間帯も減便されている。それでも2年前と比べれば混雑は緩和されているのだから良しとせねばならんのかもしれないが、正直なところ個人的には利便性が悪くなっている。


いま住んでいる沿線はテレワーク率も比較的高そうだし、確実にラッシュではなくなってきているのだから、鉄道会社としてはやむなしの判断なのだろう。空気ばかりを運んでいるわけにもいかない。


コロナ禍が過去のものとなっても、テレワークは無くなりはしないのだろう。そう考えれば、減便も受け止めていかねばならないのかもしれない。空気か水のように存在していたインフラも、これからは適正化が図られていくのだろう。まだ人口減少に至っていないいまの居住エリアですらそうなのだから、地方ではもっとその傾向は強まるのだろう。そうなれば、闇雲な上昇トレンドはもう捨てて、パイが縮小するなかでいかに効率的なものを作り上げて、うまく風呂敷を畳んでいくことが今まで以上に求められるのだと思う。