記憶。

幼稚園がまだ開かないので、久しぶりに息子を昔通っていた保育園に連れていく。雨がちなので、電車を乗り継いで連れていく。この時期朝の空気は冷え込んでいて、吐く息が白くなる。


朝早く起きて寒いなか家を出ていかなければならないことも含めて、けっこうな重いタスクである。1番たいへんだったのは2016年の年末から2018年の春にかけてか、よくもまあ頑張って送り迎えを続けたものだと思う。いまと比べれば息子は身体も小さくて、駅までの道もえっちらおっちらしか歩けず時間もかかったものだ。いまはスタスタと歩き、なんなら小走りで追っかけないと先に言ってしまうくらいだ。


大変だった頃の記憶ほど、後から振り返っていい思い出になる。買ってでも苦労はしたいとはまではさすがにもう思わないけど、試練が来てもいまなら前向きに受け止められるようには思う。


夕方、冷たい雨が降り始めている。雨が降っていなければ、いつも寄っていた大判焼きのお店に寄りたかったのだが。またの機会は訪れるだろうか。